あなたの耳は大丈夫?聞こえにくくなる前に知っておくべき3つのこと

肌や体の衰えは目に見えるものがあるので、実感しやすいものですが目には見えない耳の衰えは意外と気づきにくいものです。実際、モスキート音で耳年齢をチェックするアプリなどがあるので簡単にチェックできますが、チェックしないと耳の衰えを感じないほどです。耳は、このように衰えが気づきにくいパーツです。しかし、耳は一度衰えるとその機能は回復することがないため、予防していくことが大切になってきます。

耳の部品は消耗品!?

知っていましたか?体は60兆個の細胞の集まりであり、細胞はおよそ半年かけて古い細胞から新しい細胞へと入れ替わりが行われています。しかし、耳の細胞の中には、細胞分裂をせず、生まれてから死ぬまで同じ細胞で人生を終える細胞がいます。つまり、体にも「消耗品」のような存在もあるんです。

耳の老化は、この消耗品による影響であり、その影響は一般的には50代を迎えるころから感じ始めると言われています。しかし、消耗品なので、それよりも早い30〜40代のうちから耳の聞こえにくさを感じ始める人もいます。10代〜20代半ばまでは、20ヘルツ〜20,000ヘルツという幅広い周波数を聞き取ることができます。

しかし、年齢を重ねていくうちに、高音となる高周波数の音を聞き取ることができなくなり、40代になると15,000ヘルツ、50代になると、12,000ヘルツまでしか聞こえなくなります。耳の老化は老人性難聴と言われ、聞こえにくさをカバーするには補聴器を利用するしか現在のところ手段がありません。補聴器を使わなくて済むようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

身近な音が実は耳にとっては騒音だった!

耳の老化はどのようなものが原因で始まるかというと、「大きな音」を継続的に聞いていることです。イヤホンの音が外に漏れるほどの音量やライブやコンサート、パチンコやカラオケの頻度が日常的になっている場合年齢よりも早く耳の老化が進行する恐れがあります。また、ラジオやテレビを視聴する時の音量や電車や地下鉄、工事現場や空港での音も騒音に相当し耳の老化を進めます。さらに、家の前の車の通行や掃除機の音、ドライヤー、布団たたきの音、やかんの沸騰した時の音も騒音に相当します。日常の生活音がどれほど騒音になっていてその音が身近になっているかわかっていただけたでしょうか?

しかし、そのような音まで騒音に分類されると日常生活の楽しみが減ってしまったり、些細な音に対して敏感な生活を強いられてしまいますよね。著者は以前、ベランダのすぐそばに道路があり裏道としてよく使われていた場所なので車の通行量が多く一日中騒音と向かい合わせでした。また、お隣さんの赤ちゃんの泣き声や怒鳴り声がうるさく、ストレスとなり引っ越したこともありました。その時は、耳の老化を進行させるとは知りませんでしたが今となっては静かな場所に引っ越したことは耳のためにも良かったのだと思っています。

一度ダメになると元には戻らない聴力

耳は、一度衰えると以後回復することはありません。つまり、できるだけ日常から音を小さくしていく工夫が必要になってくるということです。耳にする音を小さくしない限り、耳の内耳部分の空気の振動を脳に伝える神経が正常に機能しなくなってしまいます。

音のある場所に行かないという選択肢を選ぶことは難しいので、音が大きく入ってこないように耳栓を持ち歩き、工事現場や電車内では耳栓をつけて対応するといいでしょう。内耳には、有毛細胞という細胞がありその細胞は消耗品で大きな音を聴き続けると細胞が擦り減ってしまいます。すると、音を正常に聞き取ることができなくなります。年齢を重ねていくと高音から聞こえなくなると言われていますが、これは、高音を感知する機能が低音を聞き取る部分よりも外側にありその分消耗されやすくなっているためです。

家は、車が比較的少ない住宅地を選ぶようにしたり、密集率の低いところ、騒音対策が行われているかも選ぶ基準として考えましょう。現在の家で騒音対策をするには、床に敷くものや騒音ネットなどの対策グッズもあるので、ホームセンターで購入するといいでしょう。過敏になる必要はありませんが、耳の老化予防のために普段から音を小さくする生活を心がけることが大切です。また、耳栓による予防ができない場合や大きな音を聞いたら、音がしない時間を過ごすことを心がけましょう。

耳の老化についてのまとめ

・耳は50代から高音が特に聞こえづらくなるが、早い人だと30〜40代でその症状が現れる。
・掃除機の音やドライヤーの音など日常の生活音が騒音であり、耳に負担をかけている。
・耳の力は一度衰えると、元には戻らず補聴器に頼ることになる。
・普段から音を小さくする生活を心がけることが耳の老化予防につながる。