治療がものすごく痛い!?”急性蓄膿症”の原因と対策

急性蓄膿症をご存じですか?
元プロ野球選手の斉藤和巳さんもこの急性蓄膿症になって
治療がものすごく痛くて泣いた、ということで話題になっています。

話題にはなっているもののどんな病気なのかは知らないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、急性蓄膿症とはなんのか?原因は?対策は?
そんな疑問にお答えします。

急性蓄膿症とは?

鼻の中で息を吸ったり吐いたりする場所が鼻腔で、その隣にあるのが副鼻腔という部位があります。
この副鼻腔で炎症が起きるのが副鼻腔炎です。
また、副鼻腔炎の状態が3ヶ月以上続くことを蓄膿症といいます。

しかし、なかには1ヶ月ほどで症状がなくなるものがあって
これを、急性蓄膿症(急性副鼻腔炎)といいます。

急性蓄膿症の原因は?

蓄膿症の原因というのはいくつかあります。
それぞれに分けてご紹介します。

風邪

風邪を引くと鼻水や鼻づまりなどの症状が出て、鼻の粘膜の炎症が起こります。
この炎症が副鼻腔にまで広がって蓄膿症を引き起こす原因となるのです。

ウイルス・細菌

風邪やインフルエンザなどの細菌やウイルスが副鼻腔に侵入し炎症を起こすこともあります。
体の免疫力が下がっている状態だと炎症も起こりやすくなるのです。

アレルギー症状

花粉やハウスダストなどのアレルギーが最近は増えていますよね。
アレルギー症状が起こると鼻腔内に炎症が起きやすく、副鼻腔にまで広がってしまいます。
アレルギーは慢性的なものなので、副鼻腔の炎症もなりやすくなってしまうのです。

気圧

水の中に潜ったり、飛行機に乗ったりすると、耳がきゅっとしまる感覚ってありますよね。
あれは、気圧の変化によるものです。
気圧が急激に変わることで蓄膿症が発症する場合もあります。
これを気圧性副鼻腔炎といいます。

そのほかにも外傷や鼻が曲がっていることなどの蓄膿症の原因といわれています。

急性蓄膿症の症状は?

鼻の調子が悪いけどこれって蓄膿症なのかな?
という人もいるでしょうから、蓄膿症の症状のチェックリストを見ていきましょう。

□ドロッとした黄色や緑色の鼻水が出る
□ずっと鼻が詰まっていて息苦しい
□鼻の奥に嫌なにおいがして、鼻や口からそのにおいがする
□鼻の周りが痛い
□ほっぺ、おでこ、目が痛い
□嗅覚や味覚が鈍くなった
□頭がボーッとする
□うまく声が出せない

当てはまるものが多ければ要注意です。
また、風邪やアレルギー症状と見分けるのもなかなか難しいですよね。

まず、第一の違いは鼻水です。
風邪やアレルギーの鼻水というのはサラッと水っぽいですが
蓄膿症の場合はドロッとしています。

また、目のかゆみや発熱といった症状が蓄膿症にはあまり出ない
ということも見分けるポイントになります。

急性蓄膿症の治療法って?

急性蓄膿症は鼻の症状なので耳鼻科に行きましょう。
まず最初に、ファイバースコープで鼻の中の状態を診察します。
副鼻腔の状態も確認するため、レントゲン検査も行います。
ここで症状によってさまざまな治療を行うのです。

抗生物質の服用

急性蓄膿症に効く抗生物質を内服する治療法があります。
1~2ヶ月ほど服用することによって、約7割が改善に向かうそうです。

ブライザー治療

ネブライザー治療というのは、機械を使うことで薬液を細かい霧状にし、
炎症を起こしている場所に直接当てる治療法のことです。

患部に直接治療していくので
鼻の通りが良くなって鼻水をすっきりとかむことができたり
鼻の粘膜の炎症を抑えることができます。

プレッツ置換法

蓄膿症は、まず鼻の奥にたまった膿を取り出さなければなりませんよね。
その中でも特になかなかとれない膿を取り出すための治療がプレッツ置換法です。

まずは鼻腔粘膜を収縮させて、仰向けになった患者に
生理食塩水を入れてあーと声を出してもらい、膿を吸引します。
こうすると、副鼻腔にある粘い液を薄めてしっかりと吸引できるのです。

穿刺洗浄

プレッツ置換法以外に膿を吸引する方法が穿刺洗浄です。
これは、鼻腔と上顎洞の間にある薄い壁に針を貫通させて
生理食塩水で洗浄し、溜まっている膿を排出させます。

最近では、抗生物質の服用やそのほかの治療も増えているので
この治療法を行うことは少なくなっているそうです。

急性蓄膿症は放っておくと慢性的なものになって
症状が重くなると手術を行わなければならないことがあります。
蓄膿症かも、と疑いがあるなら早期発見早期治療を心がけましょう。

急性蓄膿症を防ぐには?

急性蓄膿症の原因の多くは風邪やアレルギーなどの最近やウイルスです。
まず体の中にそういった原因を取り入れないために
外出時にはマスクをして歩いたり、部屋を清潔にしたり、ということを心がけましょう。

また、外出した後には体の中に入り込まないようにうがいを心がけましょう。
鼻がつまったらすぐにかんでなるべくつまらないようにします。
こういった生活習慣の改善が蓄膿症の予防には大切なのです。

おわりに

なるとさまざまな症状を引き起こす急性蓄膿症は、まずならないことが大切です。
まずは体に取り入れないために生活習慣を改善すること。
怪しい症状があったときはすぐに病院にかかること。
治療中もなるべく原因を取り入れない生活をすること。
まずは急性蓄膿症という病気を知って、予防することから始めましょう!