花粉症の鼻炎薬が効かない場合の対処法

市販の花粉症の鼻炎薬

市販の鼻炎薬というと嵐の大野君がCMをしているアレグラや、販売年数も長く、花粉症の季節に定着しつつある大正製薬のパブロン鼻炎カプセル、その他ストナリニ、ベンザ鼻炎薬、ザジテンなど、各メーカーから様々な鼻炎薬が販売されています。

カスタマー・コミュニケーションズによると2014年12月~2015年2月の鼻炎薬購入個数ランキング1位は
佐藤製薬のナザールスプレー(ポンプ)だったそうです。

花粉症の鼻炎薬の効果と副作用

花粉症で鼻水が出るのは花粉などの異物を体が感じ、その異物を粘液(鼻水)を出して洗い流してしまおうとするからです。

つまり、異物から体を守るための防御反応なんですね。

ところで、花粉症の鼻炎薬は、鼻水の原因となるヒスタミンを抑える薬です。
花粉などの刺激を受けると、肥満細胞(丸い形状から名づけられたもので肥満とは無関係です。)という細胞からヒスタミンという物質が出て、これがヒスタミンの受容体と結びつき、鼻水を出して異物を洗い流せという指令となります。

市販の鼻炎薬はこのヒスタミンより先に受容体(H1受容体と言います。)と結びつくことで鼻水を出せという指令が出ないようにしています
これがいわゆる抗ヒスタミン剤なのです。

ここでヒスタミンは脳における伝達物質としての働きもあり、以前は鼻炎薬を服用すると脳内の伝達物質としての働きも阻害され、眠くなってしまうという副作用がありました。

しかし、現在は眠くなってしまうという作用を改善した市販薬が販売されています。
第二世代抗ヒスタミン薬と呼ばれており、以前は医療用として医師の処方が必要なものでした。

製品にも説明書きが必ず記されていますが、鼻炎薬をドラッグストア等で購入する際にはスタッフによく確認してから購入するようにするとよいでしょう。

花粉症の鼻炎薬が効かないときは

花粉症の季節になるとドラッグストアで前面に押し出される鼻炎薬ですが、同じ鼻炎薬でも花粉の飛散量やその時の体調によっても効き目が異なってくることがあります。

それはいくつか理由が考えられますが、まずは、花粉の飛散量の違いです。

雨が降ると花粉が飛びにくくなるので症状が和らぎますね。
それとは逆に花粉が多いとそれまで効いていた薬が効かなくなることがあるのです。

花粉の飛散量はその年によっても違いますし、1日の中でも飛散量は変化しています。
1度薬が効かなくなっても、様子を見ることも大事です。

また、花粉の季節は免疫機能の活動が盛んになり、体にも負担がかかります。
それによって免疫機能が落ち、鼻炎から副鼻腔炎などの感染症を起こすことがあります。

風邪と同様にウイルスや細菌感染なので、アレルギーのための鼻炎薬では効きません
副鼻腔炎を起こすと鼻の周りが腫れたり、黄色~オレンジ色の鼻水、発熱など様々な症状が出ます。こうなってしまうと、医師による抗生物質の処方が必要となります。

花粉症の季節は花粉以外の異物からの免疫機能が落ちるときでもあります。
いつも以上に体調管理に気を付け、食生活にも気を配り、ストレスや疲労をためないようにしましょう。