皮膚科に通院してもアトピーが治らないのはなぜ?

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皮膚科でアトピーは治らない?

アトピー性皮膚炎は良くなったり悪くなったりを繰り返すという特徴があり、ブドウ球菌やヘルペスウイルスが増殖しやすいなど生理的機能異常も伴います。

アトピー性皮膚炎の人は、本来人の皮膚に備わっているバリア機能が低下しているため、アレルゲンや汗、衣類などの擦れ、化粧品や洗剤などちょっとした刺激にも過敏に反応してしまい、強い痒みや炎症を生じます。

そもそもアトピー性皮膚炎が悪化する1番の原因は、痒みに耐え切れず強く掻いてしまうことです。治療法として、皮膚科で処方される飲み薬や塗り薬などで痒みや乾燥を防ぎ、ある程度改善することはできますが、アトピー性皮膚炎の原因を根本から改善しなければ、その場しのぎになってしまいます

また、アトピー性皮膚炎は遺伝などの体質的因子や環境的な因子など様々な要因が重なり症状が現れるので、皮膚科では個々人に合った的確なアドバイスや治療方法を出すのが難しいのが現状です。

残念ながら皮膚科に通院し続けても完治には至らず、日常生活に支障が出ないよう症状を和らげコントロールするような治療が主流となっています。

アトピーで処方される薬と効果

アトピー性皮膚炎が皮膚科で処方される薬は大きく分けて飲み薬と外用薬(塗り薬)があります。
以下が主な薬です。

アトピーの飲み薬

  • 抗アレルギー薬
  • 抗ヒスタミン薬
  • ステロイドの飲み薬
  • 免疫抑制薬

抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬は、痒みを抑え、症状を改善する効果があります。

ステロイドの飲み薬は免疫反応を強力に抑える効果があり、塗り薬では効かないほど症状が悪化した場合に使用します。

免疫抑制薬は今までの治療で効果がなく、強い炎症や湿疹が広範囲に生じている16歳以上の人のみ、最大で3か月間まで使用することができます。

アトピーの外用薬(塗り薬)

  • ステロイド外用薬
  • 免疫抑制外用薬

ステロイド薬は湿疹や痒みを改善する効果があります。
免疫抑制外用薬は、その名の通り免疫反応を抑える効果があります。

炎症が酷い状態では、特に炎症を抑える効果が高いステロイド薬が効果的ですが、長期的に使用することで様々な副作用が出るため、ある程度症状が落ち着いたときに免疫抑制外用薬が使用されます。

どの薬をどれくらい使用するかは、症状によって異なりますが、初めは様子を見ながら1日に数回程度、症状が改善するにつれ、少しずつ量を減らしていき、最終的には保湿剤のみの使用にしていく方法が一般的です。

皮膚科に頼らずアトピーを治すには?

アレルギー症状を改善するために、アレルゲンの除去はもちろん大切ですが、あまり日常生活を制限するとストレスが溜まり、症状の悪化に繋がります。無理をせず長期戦で症状に付き合っていきましょう。

保湿クリームやローションなどで小まめな保湿ケアや処方された薬を併用することで、症状は大分和らぎます。また、早寝早起きなど規則正しい生活や栄養バランスのよい食事で腸内環境を改善、正常化させることで体の内側からアレルゲンに打ち勝てるよう免疫バランスを整えることも大切です。

痒みを抑えるための工夫としては、まず冷水で患部をキレイに洗ってから薬を塗ったり、保冷材などで冷やして痒みが治まるケースも報告されています。

また寝ている間に無意識に掻いてしまうような場合の対策として、掻いたとき黴菌が入らないように普段から爪を短めに切っておくことや、肌への刺激が優しい素材の下着(コットンなど)を選ぶのもよいでしょう。

ご自身の症状に合った工夫をして、前向きにアトピー性皮膚炎に向き合っていくことをおすすめします。

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