寝たきりの高齢者の便秘対策

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慢性的な便秘に悩まれる高齢者の方は多く、その背景として様々な原因が考えられます。今回は高齢者の便秘の原因と解消法について以下に紹介します。

高齢者の便秘対策

高齢者に最も起こり易い便秘は、老化による内臓の下垂で腸が圧迫され、蠕動運動が抑制される弛緩性便秘です。弛緩性便秘は、特に寝たきりで常に体を水平状態にしていると起こりやすくなる便秘です。寝たきりのため、食べ物が腸に滞留する時間が長くなり、必要以上に水分が腸から吸収されるため便が固くなり、排便が困難になります。

この他にも消化器系の病気や服用する薬の副作用、運動不足、食習慣(食事量の減少や食物繊維不足)なども便秘の原因となります。

便秘改善のためには、まずは便秘にならないよう日頃から規則正しく、栄養バランスのよい食事を適量摂ること。さらに、水分補給や適度な油もスムーズな排便には必要不可欠なので、積極的に摂り入れましょう。

食生活改善に加えて、毎日適度な運動を継続することも大切です。運動は軽いウォーキングレベルで十分ですが、継続することが大切です。

寝たきりで運動はできない場合

便秘対策には食事と運動が基本ですが、寝たきりで運動することができない場合にはその人の体力に見合った運動が必要になります。普段から寝たきりの状態だと、活動量も極端に減り、腹筋をはじめ体中の筋力低下が心配されます。

そこで、まずは壁などに寄りかかったり、誰かに支えてもらう状態で座位を保つことから始められるとよいでしょう。座位をとることで、腸が重力により刺激を受け、負担も少なく腹筋・背筋を鍛えられます。

また、腹式呼吸は寝たままの姿勢でも横隔膜を動かすことで腸を刺激することが可能です。

さらに寝たままでできる体操として、両ひざを立てたまま左右交互にねじったり、両ひざをぎゅっと抱え込む方法もおすすめです。両ひざを同時に抱え込むのが難しい場合は、人に手伝ってもらいながら、片膝ずつ行いましょう。

下剤は使いすぎると効かなくなる

つらい便秘には即効性のある下剤が効果的ですが、常用すると下剤なしでは便意を感じられなくなり、どんどん下剤の量が増えてしまうといった悪循環に陥りがちです。

できれば、食物繊維をたくさん含む野菜類や海草類、善玉菌を増やす乳酸菌やオリゴ糖配合の食品を積極的に摂り入れるなど、食生活を改善したり、運動することで自然のお通じを促すことが大切です。

下剤は、食生活改善や運動を取り入れてもどうしても解決できない場合のみ、一時的な解決法として試すことをおすすめします。初めは少量に留め、体調や便の出具合によって少しずつ増やしていくなど調節するとよいでしょう。

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