本当に怖い!動脈硬化が原因で起こる疾患

4c27dbc156f9bfa0d3e25b47093bc705_s

動脈硬化が原因で起こる疾患

動脈硬化とは、動脈の弾力がなくなり、硬くなってしまう状態です。

原因は血液中の中性脂肪(トリグリセリド)やLDL(悪玉)コレステロールが増加したり、HDL(善玉)コレステロールが減少してしまうことで、血管内壁に中性脂肪などがこびりつき、しだいに内壁の細胞の隙間で浸潤してしまうからです。

血管が細くなってしまうため流れが悪くなり高血圧になります。
高血圧と動脈硬化は相互に関係があり、体質的に高血圧でも動脈硬化になりやすい傾向があります。

そして、血液得検査においてそれらの脂質の数値が適正外となると脂質異常症とよばれ、血液はいわゆるドロドロの状態になります。血栓ができやすくなり、生命を維持するための筋肉や臓器の細胞に酸素や栄養素を供給する体の機能が落ちてしまいます。

そして心臓だと狭心症や心筋梗塞、脳だと脳梗塞や脳内出血を引き起こしてしまうのです。

動脈硬化は自覚症状あるの?

残念ながら動脈硬化そのものには自覚症状はありません

しかし中には、末梢動脈疾患といい、手足の抹消動脈が動脈硬化になることで血行が悪くなり、手足のしびれや、痛みが出ることがあります。

このように何らかの症状が出た場合はすぐに医師の診断を受け適切な処置を受けることができますが、何も出ないまま動脈硬化がすすむと、ある日突然心筋梗塞や脳梗塞になり倒れてしまうという事態になります。

ですから、定期的に健康診断を受けたり、血圧を自宅で測る習慣をつけておくことで動脈硬化の兆候を早期に発見することができます。

動脈硬化で狭くなった血管は元には戻らない?

動脈硬化により狭くなってしまった血管は元に戻らないと考えられがちですが実はそうではありません。動脈硬化となると血管内壁にこぶのようなしこりができ、これをプラークと呼びますが、このプラークが退縮することは動物実験では1920年代から報告がありました。

これは薬剤の投与によるものですが、それだけではなく近年、動脈硬化により硬く厚くなってしまった血管内壁が修復されることがわかってきました。
それはHDL(善玉)コレステロールによる働きです。

HDLコレステロールは血管内壁にこびりついたLDLコレステロールの掃除をおこなうコレステロールですが、現在は血管壁の内側にできたLDLコレステロールのプラークからもLDLコレステロールを吸収するように引き出して運んでくれることが報告されています。もちろん完全に若いころの血管のようにはなりませんが、動脈硬化は退縮するのです。

さらに高脂血症薬のスタチン系薬剤には同様にLDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増加させ、動脈硬化を退縮させる効能があることがわかっています。
動脈硬化の患者さんにとって励みになる情報ですね。

動脈硬化を予防するには

動脈硬化の予防はよく病院等でもパンフレットが置かれていますが、たいてい記載されていることは
①適正体重の維持②食生活の見直し・改善(中性脂肪を下げる食品の摂取、中性脂肪を減らす食品を食べる(青魚のDHA・EPA)、食べ過ぎ・飲み過ぎを控える、③運動の3つになります。

①は肥満は動脈硬化の原因となるからです。一般的に体重1kg減らすと総コレステロール値が10mg/dl減ると言われています。

②は中性脂肪、コレステロール値を正常に保ち、血管内壁に余分な脂質がこびりつかないようにするために必要なことであり、油っこい食事が好きな方や、アルコール摂取が多い方には食生活を改善が必要不可欠です。

③の運動は中性脂肪を減らし、運動によりHDLコレステロールを増やすことができます。なお、体内に溜め込まれた中性脂肪を消費するには最低30分程度、週3回以上の有酸素運動が好ましいとされています。

動脈硬化は予防が可能な血管の症状です。動脈硬化に対する正しい知識を知り、実践していくようにしましょう。

よく読まれている人気エントリー

動脈硬化を予防する栄養素と食べ物