中性脂肪を下げるための糖質制限で逆に中性脂肪が増えることもある?

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糖質制限すると中性脂肪が下がるメカニズム

中性脂肪が高いのはよくないことだと多くの人が知っていますが、それは中性脂肪が動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞、糖尿病などの病気を発症する原因となるからです。

少し前になりますが糖質制限ダイエットが流行しましたね。
食事の糖質を制限してダイエットや健康維持につなげるために行われる食事法です。

これらはもともと糖尿病患者さん達のために行われている食事方法で、この糖質制限によっても中性脂肪血を下げることができます。

糖質制限とは、食事で摂取する糖類の摂取を制限することです。糖質は体の中でエネルギーになります。そのため、糖質の摂取を制限すると消費するエネルギーが足りなくなり、他のところからエネルギーを補おうとします。

その時に消費されるのが中性脂肪です。体に溜め込まれた中性脂肪を分解して消費することでエネルギーを作り出すため、中性脂肪が減少します。

糖質制限してるのに中性脂肪が増える理由

ところが、糖質制限しているのにもかかわらず、健康診断での血液検査で中性脂肪値が高かったということがあります。

原因の1つは健診前の食事の時間です。
健康診断時には前日の20時以降に食事をとらないようになどと制限がある場合があります。中性脂肪には食事からとりこまれた外因性トリグリセリドと、肝臓にとり込まれた脂肪が血液中に分泌された内因性トリグリセリドの2種類があります。

健診時に朝一で行われる血液検査では食事に左右されない通常時の中性脂肪値を知りたいので前日からの食事制限があるのです。それにもかかわらず、検診前に食事をしてしまうと中性脂肪値が上がってしまいます。

また、糖質と脂質を一緒に摂取してしまうとインスリンの働きにより小腸からの脂質吸収を高められ、中性脂肪値の値が上がることになります。

そしてもう1つが糖質制限をはじめてからの期間や制限量です。
ラットでの実験で糖質を極端に制限すると逆に中性脂肪や悪玉コレステロールが増加したという結果があります。

制限しすぎることで身体が飢餓状態に陥り、逆に肝臓に中性脂肪を溜め込もうとし、結果的に中性脂肪値が高くなってしまったり、LDL(悪玉)コレステロール値が高くなってしまったりします。何事も急激に極端におこなうと身体に支障をきたしてしまうのです。

糖質制限せずに中性脂肪を減らすには

中性脂肪を減らすにはズバリ有酸素運動が効果的です。

運動をするとなるとハードルが高く感じてしまいますよね。
有酸素運動は筋力を高めるような筋トレではありません。ウォーキングなど軽めの有酸素運動でよいのです。

そして大事なことは継続する事。痩せようとして急に運動を始めても筋力がついていかずに疲れてしまうばかりです。そして気持ち的にも嫌になってしまいます。悪循環ですよね。

まずは、散歩程度の距離から少しずつ距離や時間を延ばすようにしましょう。

筋力がついてきたら、スクワットなど下半身の大きな筋肉を鍛えることで実質代謝が増加して脂肪が燃焼しやすくなります。

そして、中性脂肪を減少させる働きのある食品を摂取することも効果的です。

DHAやEPAは青魚に多く含まれる脂肪酸で血液サラサラ成分として認知度も高い栄養素ですが、このDHA、EPAには中性脂肪値を下げる働きがあることが臨床試験でも明らかになっています。

DHAやEPAはイワシ、サンマ、サバ、アジ、マグロなどに多く含まれています。厚生労働省が推奨するDHA・EPAの摂取量は1日1000mgです。サンマだと半尾、マグロトロの刺身だと4切れ程度になります。

日々の運動と食事に気を付けるだけでも十分中性脂肪を減らすことができますよ。

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