糖質制限は危険!?糖質制限食の問題点と副作用とは?

糖質制限とは?

ダイエットでも注目される糖質制限は、もともとは糖尿病患者のための食事療法です。

糖質制限とはその名の通り、糖質を含む主食の摂取を控えることです。
米や麺類、パン、イモなどの穀類がそれに当たります。

糖尿病患者の間で推奨されているのはスーパー糖質制限食で3食すべての主食を抜きます。効果が出やすく、糖尿病や、メタボリック症候群を解消することができると言われています。

糖質の少ない食品とは大豆、魚、豆腐、チーズ、肉などのたんぱく質、食物繊維の多い海草、きのこ類があります。これらの食品はほとんど糖質をほとんど含まないため、摂取しても血糖値が急に上昇してしまうことはありません。

糖尿病患者の方は血糖値を調節するインスリンというホルモンが分泌されなくなったり正常に働かなくなったりすることで血糖値が上がります。血糖値が高い状態が続くと血管や神経が傷つき、臓器に障害が起こりやすくなります。そのため糖質制限食で血糖値が上がってしまうのを防ぐのです。

糖質制限の効果は?

糖質制限の効果は糖尿病患者の方にとっては血糖値の上昇を抑えることです。
ではなぜダイエットで注目されているのでしょうか?

それは糖質を抜くことで中性脂肪がエネルギー源として利用されやすくなるからなのです。糖質はすぐにエネルギー源となるため、糖質があれば中性脂肪より先にエネルギー源として消費されます。そして糖質があまると肝臓で中性脂肪として保管されるようになります。

これがどんどん繰り返されると中性脂肪がどんどん増えてしまうことになりますね。
そこで糖質制限が出てきます。

糖質を制限するので体はエネルギー源として中性脂肪を使わなくてはなりません。とても簡単なメカニズムなのです。糖質制限をすることで中性脂肪使われ、体重や中性脂肪を減らすことができるのです。

糖質制限食の問題点と危険な副作用とは?

人間は本来正常に脳や臓器が機能するためには1日当たり170gの糖が必要であると言われています。脳でそのうちの120~130gが消費され、残りは赤血球のエネルギー源をして使われます。ですから糖質は生命維持には欠かせないものなのです。

それにもかかわらず、糖尿病ではない人が糖質制限を行えば体に支障が出てきてしまうのは予想がつくところです。効率よく中性脂肪を減らすことができるというメリットはありますが、その一方でデメリットもついてまわるのです。

実際、糖質の摂取量における観察研究では糖質の摂取が少ない集団の方が脂肪率があがるという報告もあり、医師の間でも糖質制限のやり方を間違えると非常に危険であるという意見があります。

まず挙げられる副作用の一つに筋力の低下があります。

糖質を制限すると肝臓ではアミノ酸と糖に作り変えようとします。糖質を摂取していないため、他からエネルギーを作り出そうとするのです。そして最終的には生命を維持するため体は自分の筋肉をアミノ酸に変えてエネルギー源にしようとします。そのため筋力が低下してしまうのです。

また、糖質を制限すると食事において肉や卵といったタンパク質の摂取量が増加します。すると腎機能障害になったり、骨粗しょう症になりやすくなったりするという報告があるほか、悪玉コレステロールが増えてしまうという現象が起きます。

これは糖質を制限したことでエネルギーを補おうとし、脂質などの摂取量が増えてしまったことによるものです。結果的に動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞を発症してしまいます

このように糖質は人間が生命を維持するうえで重要な栄養素です。
糖尿病患者の方が医師の指導の下で糖質制限を行うことは治療においても効果が期待できますが、単にダイエットのためだけに自己判断で糖質制限を行うことは危険なことなのだと覚えておかなくてはなりません。