ヒアルロン酸の効果まとめ【保存版】

ヒアルロン酸の機能

ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸はグリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種で分子構造では糖が2つくっついた形をしています。
ねばねばした物質で保水力に非常に優れています。化粧水ではおなじみの成分ですね。

体内では関節や皮膚、脳、眼の硝子体など広く分布していて多くは細胞と細胞の間を満たしている細胞がマトリックスに存在しています。

関節軟骨では軟骨の機能維持のために重要な働きをしており、関節炎の治療にはもちろん、白内障や角膜移植等の手術にも用いられています。

ヒアルロン酸は加齢により減少していきます。
子供の肌って何もつけなくてもぷるぷるですよね。肌の保水力が保たれている証拠です。

大人になると皮膚に含まれるヒアルロン酸の量は、赤ちゃんの時の20分の1にもなってしまうのです。

このヒアルロン酸の保水力を活用して化粧水やスキンクリーム、入浴剤、洗口液、洗眼液にも使われています。

肌の保水力が低下して乾燥するとシワやたるみが目立ったり、ひどくなると炎症を起こして角質がはがれて赤くあれてしまったりしますよね。
このようにヒアルロン酸は肌には必要不可欠な成分なんです。

ヒアルロン酸を経口摂取するなら

ヒアルロン酸は、膝関節と肩関節のみ公的に治療として認められています。
これらは科学的データに基づき有効性が認められているからです。つまり保険の対象ということになります。

しかし、ヒアルロン酸の経口摂取については、その有効性が科学的に検証されているわけではありません。
ヒアルロン酸は巨大分子が大きいので消化吸収されてしまうからです。
摂取したヒアルロン酸が直接関節や肌に行くということはわかっていません。

しかし、ある食品メーカーが独自に研究し、発表しているように経口摂取した場合に血漿中のヒアルロン酸濃度が上がることや、経口摂取による関節痛の改善、頬の保湿量が優位に上がったというデータも発表されています。

その実験ではメーカーにより開発された低分子化されたヒアルロン酸を使用しており、低分子化ヒアルロン酸であれば経口摂取による有効性が示されていると言えるでしょう。

そのため、経口摂取を検討するのであれば低分子化されたもの望ましいと言えます。

一般的にサプリメントとして販売されているものは、低分子化されていないものも多く、何ら検証がなされていない商品も数多く出回っています。
サプリメントは保険がきかない、健康食品であるからこそモノ選びには慎重になるべきでしょう。

ヒアルロン酸とコラーゲンの違い

ヒアルロン酸はコラーゲンとの関係が深い成分です。

皮膚において、ヒアルロン酸やコラーゲンは真皮に存在していますが、真皮は皮膚組織の中で一番厚い部分であり、主にコラーゲン線維により形成されています。

そしてコラーゲン線維の隙間を、ヒアルロン酸などの細胞質基質が水分を抱えながら埋めています。

スポンジがコラーゲン繊維と例えると、スポンジに含まれた水分がヒアルロン酸などの成分というわけです。

そのため体内でコラーゲンが不足してしまうと体内で生成されたヒアルロン酸を、肌に保持しにくくなります。

また、逆にヒアルロン酸が減少しても真皮を正常に保てなくなり、肌のハリや弾力がなくなり、シワやたるみができてしまいます。
このように、ヒアルロン酸とコラーゲンは美肌を保つ上で相互に影響しあっている成分なのです。

ヒアルロン酸の効果

ヒアルロン酸の美肌効果

ヒアルロン酸はもともと眼の硝子体の成分として発見された高分子の物質で、粘性が高く、皮膚や筋肉、軟骨などを構成する主成分です。
細胞と細胞の間をうめる細胞間質にも多く含まれ細胞の形状や弾性を保つ働きもしています。

ヒアルロン酸はその保水力の高さから化粧水などにも広く使用されています。

乾燥し、カサカサした乾燥肌は炎症など肌荒れをしやすく、シワやたるみが目立ちます。
一方、ハリがありプルプルした子供の肌は肌に充分な水分が保たれているのです。

肌の水分を溜め込み潤いを保つ働きをしていているのがヒアルロン酸なのです。

ヒアルロン酸によって肌が乾燥せず、水分が保持されることで肌を健康に保つことができます。

そのためアンチエイジング効果が期待でき、肌のターンオーバーが正常になされることで美白の効果もあるといえます。

ヒアルロン酸でニキビやニキビ跡を改善

ニキビやニキビ跡を改善するためには炎症を止めることはもちろん、肌のターンオーバーが正常に行われ、傷ついた皮膚が健康的に再生されることが必要です。

ヒアルロン酸は保湿だけでなく炎症を鎮める働きもあり、ニキビやニキビ跡の改善が期待できる成分であると言えます。

ヒアルロン酸は分子量が大きいため、以前は肌につけても浸透しないと言われていました。
現在はヒアルロン酸を低分子化する技術も開発され、化粧水等に使用されています。

ヒアルロン酸でアトピー改善

アトピー性皮膚炎で、特に乾燥性のものについてもヒアルロン酸は非常に効果的であると言えます。
ヒアルロン酸は保湿性に優れ、肌を乾燥から守ってくれる働きがあるからです。

アトピーがひどくなると夜も熟睡できないほどの痒みが出ることもあります。
特にお風呂から出た後などは肌の油分が失われているのでそのまま乾燥してしまうとひどい痒みが出ることがあります。

このような時にヒアルロン酸を使用した化粧水で保湿し、その後油分のあるクリームを塗るなど適切なケアをすることでアトピーも改善していくでしょう。

ヒアルロン酸でドライアイ対策

ヒアルロン酸は眼科の分野で医薬品としても使用されています。
白内障やレーシック、角膜手術の際の補助剤として使用されています。

ヒアルロン酸の粘性が細胞を保護したり、手術の際に患部に注入することで空間を広げることができ、安全に手術をすることができるようになるのです。

ヒアルロン酸で関節痛を改善

ヒアルロン酸の関節注射は20年もの歴史があります。
抗炎症作用や痛みを抑制する作用が報告されており、変形性膝関節症や五十肩などの関節周辺の炎症、関節リウマチにおける膝関節痛への治療に使われています。

ヒアルロン酸について国際学会もあり、分子量の異なるヒアルロン酸や、それらの効能について発表され、今後、関節痛や眼科、美容だけでなく様々な分野へ有効活用される可能性のある成分だと言えます。

ヒアルロン酸Q&A

ヒアルロン酸は化粧水でも広く使用されており、おなじみの美肌成分ですね。

ヒアルロン酸はムコ多糖類といい糖がくっついた分子構造をしています。
化粧水だけでなく眼科での治療薬、白内障・関節炎などの治療にも幅広く利用されています。

ヒアルロン酸を多く含む食品

ヒアルロン酸は、鶏のトサカや軟骨、鶏手羽肉、豚足、魚の目、フカヒレ、うなぎ、などに多く含まれています。
ねばねばした成分を持つ野菜、海藻にも多く含まれ、山芋やオクラ、もずくなどです。

しかし、ヒアルロン酸を口から摂取した場合のヒアルロン酸の効果はまだ解明されていないのが事実です。
消化酵素によってばらばらに分解されたあとのヒアルロン酸を追跡することができないからです。

国立健康栄養研究所の健康食品の安全性有効性情報でも、「経口摂取によって人体に有効であるという信頼できるデータはない」と記載されています。

現時点で得られている科学的根拠のある安全性・有効性の情報を集めたデータベースになるため、臨床試験などが行われ、確実に効果があると判明していなければ記載できないのです。

しかし、元々ヒアルロン酸は体内で合成される成分です。必要に応じて生成されるため材料が無くては体内での合成もできません。
サプリメントは材料の枯渇を防ぐためにヒアルロン酸を摂取することが効果的として販売されているのです。

また、サプリメントではより吸収効率を高めた低分子のヒアルロン酸のサプリメントも販売されています。
このように私たちの日常生活に浸透したヒアルロン酸は、今後、経口摂取における有効性について研究が進み、様々な健康効果が検証されていくでしょう。

ヒアルロン酸注射とは

ヒアルロン酸注射は主に関節痛の痛みを予防するために医療の場で使用されていました。

ヒアルロン酸による関節痛の治療は20年近く前から行われており、分子量90万の高分子ヒアルロン酸を関節内に注射することで加齢などにより減少したヒアルロン酸を補い、痛みや炎症を鎮める効果があります。

そして比較的若い年齢層の方がよく知るヒアルロン酸の使用方法というと美容整形の分野でしょうか、豊胸や、ほうれい線などのシワやたるみをとるためのヒアルロン酸注射は金額も1回当たりの治療費がそれほど高くないため広く行われています。

また、ヒアルロン酸はムコ多糖類の一つ(アセチルグルコサミンとグルクロン酸が結合しあった糖)であり、元々体内に存在する成分のため注射に伴うアエルギー反応は純粋なヒアルロン酸を注射している限りはありません。

そのため、注入するヒアルロン酸の種類や個人の体質によっては数ヶ月~2年程度で体内で代謝され吸収されて行き、無くなってしまいます。
ですから定期的に施術しなければ効果が持続せず、何度も行うことで高額になることもあります。

しかし、これほどまでに美容整形の場で浸透したのは単に1回当たりが高額ではないと言うだけでなく、体内に存在する成分のため、安全性が高いからなのです。