グルコサミンの効果まとめ【保存版】

グルコサミンの機能

グルコサミンとは

グルコサミンとは、カニの甲羅やエビの殻などに含まれている成分で、私たちの体にも存在しています。
軟骨に多く、加齢により作られにくくなる成分であると言われています。

山芋やオクラのネバネバにも含まれており、動物性タンパク質では豚、牛、鶏の軟骨や鶏皮、牛すじ、フカヒレ、ウナギなどに含まれています。

栄養素は基本的には食物から摂取することが好ましいのですが、なかなかそれらの食品を毎日食べることは難しく、摂取するにはサプリメントとして加工されたものが栄養素を補いやすいと言えます。

エビやカニから抽出することが多く、まずそれらの食品からキチンという成分を取り出します。
キチンを塩酸で加水分解することで出来るのがグルコサミン塩酸塩、硫酸で加水分解してできるのがグルコサミン硫酸塩、酵素で分解することでできるのが、N-アセチルグルコサミンです。

グルコサミンとよくセットでサプリメントとして商品化されているコンドロイチンはサメの軟骨に多く含まれる成分で保水力が高く、乾燥を防ぎ、グルコサミンと同様に軟骨を再生する働きがあると言われています。

また、軟骨の構成成分でもあるヒアルロン酸はグルコサミンから作り出されるため、グルコサミンが減少するとヒアルロン酸も減少し、肌の植えるおいにも影響が出てきてしまいます。

N-アセチルグルコサミン

N-アセチルグルコサミンは前述のとおりキチンを酵素により分解して抽出されますが2000年頃に行われた研究で、グルコサミンと比べて腸からの吸収や利用効率がよいことが分かり、注目を集めています。

N-アセチルグルコサミンは自然界に広く分布する天然のアミノ酸です。
関節部分の関節液や軟骨はもちろん、皮膚、目、脳などに多く含まれています。

N-アセチルグルコサミンは関節液のヒアルロン酸の成分となったり軟骨がすり減るのを予防する働きがあります。

また、N-アセチルグルコサミンがもともと体内に存在する物質であるのため、摂取するとそのまま利用することができますが、グルコサミンは腸で吸収された後にNアセチルグルコサミンに変換しなければならないため、工程が多くその過程で体外に排出され、利用効率がNアセチルグルコサミンに比べると劣っています。

N-アセチルグルコサミンが注目されているのはグルコサミン同様に軟骨の摩耗を防ぎ、吸収率が秀でており、「変形性ひざ関節症」の痛みを和らげる作用があるからです。

1日当たりの摂取目安は500mgです。
牛乳にも含まれていますが、100ml当たりわずか11mgであるため、食品から1日の目安量を摂取することは難しく、サプリメントで補うことが必要になってきます。

グルコサミンは年齢とともに減少する

加齢により、細胞の能力は若い時に比べ落ちていきます。
グルコサミンの生成能力も同様にが衰えることがわかっています。そのため、生成よりも摩耗が上回り、少しずつ軟骨が減っていってしまうのです。

軟骨は関節と関節の間のクッションの役割をしますので摩耗することで骨が直接擦れて、骨の変形や痛みを感じたりするようになってしまいます。これが中高年になると増える関節痛です。

肉体労働やスポーツなどは特定の部位に負担をかけることも多く、特定の部位の軟骨が擦り減りやすくことがあります。
軟骨の摩耗は加齢だけによるものではないのです。

そのため、仕事や生活習慣に合わせてグルコサミンを摂取するように心がけると軟骨の摩耗を予防し、将来的には変形関節症を予防することにもなるのです。

グルコサミンの効果

グルコサミンで関節痛を改善

グルコサミンは関節炎、特に変形性関節症に効果的であると言われています。
それはグルコサミンにはすり減った軟骨の再生を促し、関節炎を予防する効果があるからです。

グルコサミンはヨーロッパでは以前から関節痛の医薬品として使用されています。
軟骨はひじやひざなどの関節で曲げ伸ばしをする際に関節でクッションのような働きをし、骨が直接擦り減らないようにしています。軟骨は加齢に伴い減っていきます。

現在は、グルコサミンがなぜ関節炎に効果的であるのかそのメカニズムについて研究がすすめられ、グルコサミンが単に軟骨成分の原料となるというだけでなく、軟骨の修復や抗炎症作用についても関わっていることがわかっています。

グルコサミンの美肌効果

グルコサミンには美肌効果もあることがわかっています。
グルコサミンというと関節炎のイメージが強く、販売促進のため使われてきたCMなどどちらかというと関節への効果を期待した商品が多かったように感じます。

アセチルグルコサミンはアミノ糖の一種で、自然界にも広く分布しています。
もちろん人間の体内にもある重要な成分です。

グルコサミンを摂取すると、N-アセチルグルコサミンになり、ヒアルロン酸に変化します。

ヒアルロン酸の主成分はアセチルグルコサミンなのです。

そのため、サプリメント等でグルコサミンを摂取することでヒアルロン酸を増やすことができます。

年を重ねるにつれ、肌に潤いを与えるヒアルロン酸は減少していきます。
しかし、ヒアルロン酸は人間の体内で生産することができます。

美肌を保つためには肌のターンオーバーが正常になされるようにストレスや紫外線対策に気を付けることはもちろん、肌を作るための栄養素を十分摂取できているかについても気を付けなければなりません。

グルコサミンを摂取することで肌の基礎をつくるヒアルロン酸生成を助け、美肌へと導いてくれるのです。

グルコサミンで身長伸びる?

身長を決定する一番の要素は遺伝的なものです。数百の身長に関する遺伝子があり、身長の90%前後が親からの遺伝要因によって決定されています。

しかし、その遺伝的要因が発現するためには成長に欠かせない栄養素がしっかり補給されていることが前提となります。

グルコサミンは軟骨芽細胞に働きかけ軟骨の再生を促す働きがあります。
つまり、体の骨格を形成するために必要な栄養素なのです。

グルコサミンが身長が伸びることにかかわっているかどうかについて裏付ける実験結果は現在のところ出ていません。

しかし、すり減りザラザラになった軟骨表面がグルコサミンを摂取することで再生が促され、
均一なつるっとした軟骨へとなることは確認されています。

骨がすり減るのを防ぎ、クッションの働きをする軟骨が正常に形成されてこそ、骨は正常に成長でき、骨格形成がなされます。

そのためグルコサミンは成長期にも必要な栄養素であると言えます。

グルコサミンQ&A

グルコサミンは、貝の殻やカニの甲羅、エビの殻などに含まれている成分のことです。
私達の体でも骨髄などに含まれ、年齢とともに作られにくくなります。

欧米では早くから関節炎の治療に使われており、変形性膝関節症の患者への臨床試験が行われており、軟骨の摩耗が抑えられるという報告があります。

グルコサミンを含む食品

グルコサミンはカニ、エビなどの甲殻類の外殻の主成分です。その他にはフカヒレや、山芋、オクラのネバネバした成分やキノコ、牛乳にも含まれています。

比較的食品からも摂取しやすい物質ですが含有量が少ないため食物から1日の基準摂取量をまかなうことはできません。

グルコサミンの摂取量は、1日あたり1,000㎎~1,500㎎程度が望ましいと言われています。

この量を食品で摂取しようとすると相当は量になってしまうため、サプリメントから摂取するのが一番手軽な方法です。

グルコサミンはいつ飲む?

グルコサミンを飲むタイミングは特に決まってはおらず、水溶性のため、食後にこだわらずとも吸収することができます。

よく、ビタミンEなど脂溶性の栄養素は食後がいいと言います。
それは食事における脂質に溶けることで効率よく体内に吸収されるからなのです。

しかし、水溶性グルコサミンでも胃が空っぽで全く何も入っていない状態で摂取すると
人によっては胃もたれやむかつき、腹痛などを引きおこす場合もあります。
胃腸の弱い方は空腹時を避けて摂取した方がよいでしょう。

また、一度に多量に摂取してもすべてが吸収されるわけではなく、吸収能力を超えた量については尿から排出されてしまいますので、サプリメントで効率よく体内に取り込みたい場合は、食後に3度に分けるなど、1日の摂取量を分割して服用した方が効果的です。

グルコサミン一日の摂取量

グルコサミンの摂取量は1日当たり1,00mg~1,500mg、多くても2000mgとされています。
サプリメントで摂取する場合は必ず、1日の用量を確認し、摂取するようにしましょう。

また、サプリメントのグルコサミンはカニやエビなどの甲殻類由来のものが多いため、これらの食品に対してアレルギーのある方は摂取を控えた方がよいでしょう。

サプリメントによってはトウモロコシなどの植物由来のグルコサミンを使用している商品も複数ありますので、自分の体質に合ったものを探して摂取するようにしましょう。

グルコサミンは妊娠中・授乳中に摂取しても大丈夫?

一般的に妊娠中や授乳中の方のグルコサミンの摂取は控えた方が良いとされています。

もちろん食物に含まれる栄養素を摂取する分においては問題はありませんが、サプリメントで摂取するように食品からよりも多い量を摂取した場合の胎児への影響等は確認されていないのが現状です。

もちろん何も問題がないかもしれませんが、臨床試験などのデータがない現在においては妊娠中や授乳中は控えた方がよいでしょう。

また、グルコサミンはアミノ糖といってアミノ酸と糖が構造上一つになっている物質です。
そのため血糖値が上がる可能性もあります。血糖値が高い方や、尿糖が検出されてしまった妊娠中の方で関節痛のためどうしてもグルコサミンを摂取したい場合は医師の助言を仰ぐようにしましょう。