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思い出を忘れるのは病気?記憶力が悪い?

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家族や友人との思い出をすぐに忘れてしまう

「人間は忘れる動物」であり、自分にとって必要のない情報に関しては無意識に記憶しないようにしています。例えば、「昨日1日で何度トイレに行った」など、どうでもよいことはすぐに忘れてしまいますよね。また、悲しくて辛い思い出をずっと鮮明に記憶していたらストレスで生きていけないでしょう。だから、「忘れること」も大事な機能の1つであり、「忘れること」で脳が整理され、また次のステップに進み成長することができるのです。

ただ、日常生活に支障がないであればよいのですが、大切な思い出や会話の内容までも頻繁に忘れてしまうレベルになると心配ですよね?あまりにも忘れ方がひどいと、会話もちぐはぐになってしまい、場合によっては相手に不快を与えてしまうこともあります。また、ひどい物忘れ症状が続くと、認知症などの病気を疑い悩む人も多いでしょう。

因みに認知症の場合、行動したことや約束したこと全てを忘れてしまったり、自分が忘れていること自体を忘れているのが特徴なので、多くの物忘れのケースでは、認知症などの病気ではなく他の原因が考えられます。

ではなぜこういった物忘れが起きてしまうのでしょうか?今回は、思い出や大切なことを忘れてしまう度忘れのメカニズムや原因、また忘れないようにするための対策についても以下に紹介します。記憶力の悪さにお悩みの方は、是非参考にしていただけると幸いです。

勉強は問題無いのに思い出を忘れてしまうのはなぜ?

仕事や勉強に関しては特に問題ないのに、昔の思い出が思い出せず深刻に悩んでいる人も少なくありません。例えば、旅行に行ったことや漠然と楽しかったということを覚えているものの、具体的にどこへ行き何をしたのか、またどんなことが起きたのかなど、大切なことをほとんど記憶できていないといった深刻なケースもあります。

ではなぜこういった度忘れが起こるのでしょうか?まず記憶のメカニズムについて簡単に説明します。そもそも私たちの記憶には、新しいことを記憶していく「記銘」と、それを忘れないようにする「保持」、そして記憶を引き出し思い出す「想起」の3つの機能があります。上記のようなケースでは、想起の機能がうまく働いていない状態です。

考えられる原因の1つには、多忙で脳がキャリーオーバーの状態になり、無意識に「重要でない」と判断した記憶を消去していることや、脳内の情報量が多い分、思い出す作業に時間がかかってしまうケースも考えられます。

また、普段からあまり人とコミュニケーション取る機会が少なく、自分の行動を記録にも残さないと記憶を司る「ワーキングメモリ」作業記憶の能力が低下してしまう傾向があります。ワーキングメモリとは、脳の前頭前野に位置し、複数の情報や外界から情報を一時的に記録し、それらを上手く組み合わせることで決断するなど脳の記憶を司る重要な機能です。

ワーキングメモリは加齢の他、ストレスや疲労にも非常に影響を受けやすいのが特徴です。さらに、与えられたことを受動的に繰り返すような生活を続けていると作業記憶の機能はどんどん衰えていきます。

以上、記憶力低下は普段の日常生活習慣に問題があるケースが非常に多く、対策次第で回復することも充分に可能です。以下に具体的な対策方法について紹介します。

思い出をいつまでも忘れない方法

上記にも紹介しましたが、思い出を忘れてしまうのは、記憶力が悪くなるからではなく記憶を思い出す能力「想起」が低下したことが大きな要因です。アルツハイマーのように脳の組織が破壊されてしまう病気と違い、記憶を保持し操作・決断する前頭葉を鍛えることで、いくらでも改善することが可能です。以下に具体的な方法を紹介します。

読書や日記をつける

読書は、因果関係の把握や記憶力を引き出す力を鍛えるために非常に有効な方法です。例えば、小説の場合、複雑な人間関係や様々な因果が互いに関連し合ってストーリーが成り立っているので、きちん情報を読み取れていないと話の筋が掴めません。また、小説を読むことで複雑な情報のつながりを頭の中にイメージして築き上げていく必要があるので、脳の機能訓練には非常に効果的です。

日記を書く際も、登場人物や因果関係など頭の中で構築できていないと意味不明な内容となってしまいます。起こった出来事に関わる「人物」や「場所」、「時間」、「理由」、「感情」など関連付けしながら書くことで、脳機能向上の効果が期待できます。

記憶を引き出すための手がかりを増やすこと

例えば、どこへ行ったとき誰と会ったなど、記憶を引き出す際に手がかりになる情報をなるべく多くインプットすることで思い出しやすくする訓練をしましょう。具体的には普段からパソコンや携帯、メモ帳などに行動を記録して、その情報を小まめに確認して記録したことを手がかりとして思い出す訓練を日常的に行うとよいでしょう。

以上、記憶は想起を繰り返すことでどんどん強化されます。思い出すことを諦めないで!日々の脳トレで脳機能や記憶力改善につなげていきましょう。

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