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高コレステロール血症を薬を使わずに治す方法

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高コレステロール血症の薬の効果と副作用

脂質異常症は異常値を示す脂質の種類によって分類され、高コレステロール血症はそのうちの一つになります。

高コレステロール血症の薬は主にLDL(悪玉)コレステロール値を下げる働きがあります。薬にも作用機序によりいくつかの種類に分けられており、ここでは代表的な薬剤の3つを挙げます。

①HMG-CoA還元酵素阻害薬

スタチン系薬剤と呼ばれる薬です。肝臓では生きる上で必要なコレステロールの2/3を合成していますが、その合成する際に働くHMG-CoA還元酵素という酵素の働きを邪魔する薬です。

コレステロールの合成が阻害されることで代わりに血中のLDLコレステロールの代謝が促進されます。そして血中のLDLコレステロールが減少します。また、それに伴いHDLコレステロールが増加し、高コレステロール血症が改善します。

副作用としては四肢にしびれや痙攣、筋肉痛の症状が出ることがあります。また、重篤化すると横紋筋が断裂してしまう横紋筋融解症や肝機能障害の可能性があります。服用の際には検査が行われますが、腎臓に持病のある方は副作用が出やすいと言われています。

製品としてはロスバスタチン、クレストール、リバロなどがあります。

②陰イオン交換樹脂系薬

コレステロールからは胆汁酸が合成されます。肝臓は胆汁として体外にコレステロールを排出しているのです。この陰イオン交換樹脂系薬剤は服用すると腸において胆汁酸と結合し、胆汁酸が再吸収するのを阻害して便と共に排出させます。

すると再吸収されなかった分、胆汁酸を新たに合成しなければならなくなり、肝臓に貯蓄されたコレステロールが消費されます。貯蓄されたコレステロールを補うために血中からコレステロールが肝臓に取り込まれ、血中コレステロール値が下がるのです。

①のスタチン系薬剤とは薬理作用が全く異なり、併用することもあります。

しかし、胆汁が腸において強制的に排出されてしまうので脂溶性ビタミンが吸収されずに一緒に排出されてしまい、ビタミン不足に陥ることがあります。

③小腸コレステロールトランスポーター阻害薬

血中のコレステロールは肝臓で合成されるほか、小腸でも吸収されています。この薬はこの小腸でコレステロールが吸収されるときに作用する薬です。新しいタイプの薬でコレステロールの他に中性脂肪値を下げる効能もあります。

小腸ではコレステロールを吸収して小腸から取り込まれるのを担うコレステロールトランスポーターというたんぱく質があります。コレステロールの運び屋さんですね。この薬はその運び屋さんに取り付いて働けなくすることで小腸からのコレステロールの吸収を阻害しています。

副作用は比較的少ないといわれていますがスタチン系薬剤と同様に横紋筋融解症や肝機能障害などが起こる可能性があります。また、小腸で働くため、便秘や下痢、腹部膨満などの症状が出ることがあります。

高コレステロール血症を薬を使わずに治すには

脂質異常症と診断されてもすぐに薬剤による治療が行われるわけではありません。まずは食事療法と運動療法による指導から始まります。
ですから、状態がそれほど重症ではない場合は薬を使用しなくても治すことができるのです。

食事療法で気を付けることをいかに紹介します。

①エネルギーの摂取過多に注意する。

必要以上にエネルギーを摂取すると肝臓でコレステロールの合成が促進されてしまい、中性脂肪値まで高くなってしまいます。

②タンパク質は魚や大豆製品などから摂取するようにする。

肉や魚はどうしても脂肪が多く、摂取しすぎるとLDLコレステロール値を挙げてしまいます。脂質は体になくてならない栄養素ですが量や質をコントロールしながら摂取しなければなりません。

③コレステロールを多く含む食品は少なめに。

肝臓でコレステロールは合成されますから、食品で摂取するコレステロールはなるべく控えるようにしましょう。食べないように気を付けていても外食をしたり、市販のお弁当やおかずを購入すると知らず知らずのうちに口にしているものです。

レバーなどの内臓系の肉(魚の内臓を含む。)や魚卵、白子などに多くコレステロールは含まれています。ふりかけなどに使われるしらす干しも魚を丸ごと加工した物なのでコレステロールが含まれています。

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